今だから ステージ3
代償
サウナのような浴室内での激しい交わりは、何年分かのセックスを一度にしたような、これまでにない永く深い快感を綾乃に与えて終わった。
彼の手を借りながら、バスタオル一枚でベッドにたどり着くと、そのまま気が遠くなって倒れてしまった。
あんなに何度もイってしまうなんて…、しびれた体で夢と現の間の深い淵に漂っていたが、徐々にあたりが明るくなり、身体を覆っていた暖かいものが、なめらかに動き出すのを感じた。
何?…誰? フッと覚醒すると…酒宴で見覚えのある二人の青年が、裸で両側から彼女に絡みつき、乳房に吸いついている。
アナタたち! ちょっと、何して…、あの人は? 麻尾君はどこ? こんな…、どういうこと?
お目覚めですね。だいぶお疲れだったようで、そんなに好かったんですか?いや、わかってます。先程の麻尾との濡れ場、途中からしっかり拝見してましたから。
綾さん、最高でしたよ。スゴかった。俺たち、たまらず自分でしごいちゃいました。いやあ、麻尾のはあなたに吸い尽くされてもう当分使えませんから、俺たちに介抱任せて…いやひっどいですよね、でも、ホント云うともう我慢できないんです。ほら、このとおりで。
丁度彼女の太もも辺りに、彼らの固いアレがはっきりが感じられる。それは、先刻彼女を蹂躙しつくしたモノにけして引けを取らない凶器に違いなかった。
僕たちムリにするつもりはないんですよ。貴女にも気持ちよくなってもらわないとつまらない。でも、貴女を満足させる自信はありますから。お願いします。
じっくりとハードプレイで濃厚にいきませんか?三巴になって…麻尾になんか負けませんよ、いいでしょ?
既に両脇から全裸で抱かれている状況で、今さら何を…。しかも、さっきのを見られてしまっている以上、ありきたりの拒絶の言葉は、意味を成さないだろう。
それに…、激情した二十代の若いオトコの激しく強靭な責めを全身で受け入れたばかりの彼女には、これからのことが絶望的なほどはっきりと想像できた。一度吐き出して落ち着いたアレが、いかに執拗で官能的か…。しかも、今度は二人がかりである。
むしろ、全身の性感がすっかりほぐされている自分が、どれほど激しく彼らといたしてしまうかが、怖い。彼らの手は休みなく働き続けているし、もう、いくところまでいくしかないと思う。綾乃は黙ってうなずいた。
やった!じゃあ、本番ですよ。レイプとかじゃないですよね? 貴女が望んだことですから。
ええ、いいわ、しましょう…。二人で好きなだけ私を犯ればいいわ。もう、私のアソコがどうなってるか知ってるんでしょ!
では遠慮なく。死ぬほどイかせてあげますからね。
それにしても…、綾さんのカラダって、何かたまらないなぁ。スベスベで、乳房の先までスゴイ柔らかくて、もうマンコの毛先まで蜜でヌルヌルじゃないですかぁ。なあほら、ローション塗ったみたい。
あんッ… お願い、言わないで…
ほとんど拘束されたている状態のまま、右側のオトコから入ってきたとき、彼女は本能的に、そのカリの張った太いモノを制御しようとした。
あぅッ、ヴァギナに力が入らないぃ…
思いのほかスムースに受け入れてしまった自分に取り乱し、つい淫らな言葉を発してしまう。
なす術もなく、早くも一方的に犯され始めている。
さらに、若い野獣は途中で交代しながら、何度も交わるというプレイで責めてきた。
あ、だめ、もうイキそう、いっしょに…あんっもぅ、またぁ…ズルいょ、ズルいぃ、あぁ…うんッ
このままあなたのぉ、ねっ、もう離れないで…ねぇおねがい!あん、ひどぉい、あーだめぇイくぅ…ッ
これでは、彼女がいくら魅力的な媚態を晒し、成熟した性愛で応じても、彼らを射精に導くことは難しい。
巧みな動きで上に乗せられ、突き上げられながら、もう一人のペニスへ彼女なりの手技を加えるが、口も使わせてくれないまま交代される。
はぅぅ! まだダメよぉ、綾、今イったばかりなのにぃ…ウウ、ひっぐ、ひどいょ、そんなに何回もしたらぁ…綾のオマンコもう…、あぁだめぇ、だめぇ、あんッまたぁ、あイッく! あぁぅあぁぅぅ…
切ない快感の波にあえぎながら、吐息のようなことばで必死に抗う綾乃。ふたりが疲れ果てるまで、あと何度イかされてしまうのか?あふれる涙と唾液をあたりに滴らせ、イヤイヤをしながらオーガズムの嵐に耐える綾乃を男たちは容赦なく犯し続けた。
あ、は、うっ、うっ…らめぇ、らめぇー、こんなのぉ…うぅ…待って…、ねぇお願い!いやぁ…いやぁ…
あんッ、綾、またイク、イっちゃう…あっイヤ…イクぅ、イっちゃうぅ、はぅぅ、はぅ!あうぅ…