官能短編集 ―"MILF" の交歓日記 

5分で読める《アダルトファンタジー》セックスの向こうに、愛が見えたら幸いです。 ※MILF=Mom I'd Like to Fuck (スラング:性的魅力のある人妻または年上の婦人)

連作で順次綴っていきます。タイトルごとに旧い記事から順にお愉しみください。 内容は、未成年の方にはお勧めできません。R―18でお願いします。

今だから ステージ4 

シンデレラの帰還

 眠っていたのか、失神していたのか、ベットで目が覚めると、綾乃は元の世界に戻っていた。
 ところで、過去から戻った綾乃のからだに起こった異変は、少なからずショッキングなものであった。鏡に映った自身の肢体。明らかに脂が増えているのだ。特に、腰まわりにみっしりと肉がつき、乳房は重みで少し垂れてしまった。
 綾乃は鏡を見ながら自責の念にとらわれた。過去の自分の若いからだに同化した副作用?それとも、激しい快楽を貪った酬い…?
 しかし、しばらくして別のことに思い当たった。あの凝縮された時間の中で、現実離れしたセックスを過度に繰り返したことが、その濃厚な経験に相当する長い時間経過を肉体に与えたのではないか?竜宮城から帰って玉手箱を開けたお伽話の男のように。
 その証拠に変化は見た目だけでなく、間違いなく以前よりからだがアレを求めている。ふと気づけば、ヘアの根もとはヌメって糸を引き、乳首は勃起していた。
 男に飢えている…。それがいっそう哀しかった。女としての魅力が損なわれてしまったと思った。若いときの瑞々しい肉体を再体験した後だけに、尚更淋しく感じてしまう。(若い男たちはそのからだを求めたのだし。)
 ところが、そんな彼女の憂いを吹きとばすような、思いもよらない展開が訪れた。
 
 彼女が現在に戻って間もなくのこと、従弟の孝彦が海外赴任で夫がいない綾乃の家にひと月の出張を理由にやってきたのがその発端である。
 孝彦は、綾乃より二歳若く、女好きのするタイプであったが独身であり、その理由が、容貌からは想像し難い独特の情熱によることは知られていなかった。
 これまで孝彦が彼女に興味を示した風はなく、彼女も男として対象に考えるべきではないと思い込んでいたものだ。それが、滞在初日から変化していた。ふと振り返ると、綾乃の姿を凝視していたような孝彦の視線を捉えることが何度もあったのだ。
 実は、彼が綾乃の家を訪れたのが昼下がり、綾乃が猛暑の汗をシャワーで流しているときであった。呼んでも出ない家中に親戚の気安さでテラスから侵入した孝彦は何気なく奥を覗き、脱衣場で綾乃の濡れた姿態を見てしまった。
 彼は、肉の多い脂ののった女のからだを異常なほど愛する男であった。特に、豊かに垂れた乳房と、容易に秘部を見せない下腹部や腰周りの肉づきこそ、サディズムに満ちた彼の性戯性癖において垂涎を禁じえない理想の獲物であった。
 手の届くところに生贄を見つけたからには、衝動を抑えることなく行動するのが彼の常であった。
 かつて、綾乃と孝彦とは幼きから成人する頃まで一つ屋根の下で暮らし、互いの裸を目にすることも不自然ではなかった時期があったが、その晩、綾乃がバスルームから出ると、孝彦が脱衣場に佇み、あたかもあの頃と何も変わっていないと言わんばかりに、平然と携帯電話を弄りながらしばらく出て行こうとしなかった。
 しかして、それは孝彦の策略があっさりと成就した瞬間であり、夜更けになって、ケータイで撮影した綾乃の裸体を彼女に見せながら、顔色も変えずに関係を迫ったのだ。しかも、その夜は手を出そうとしない。
 綾乃は眠れぬ一夜を過した。おそらく今の綾乃にとって、孝彦は魅力的なオスに違いなかったし、困惑顔で佇む彼女のフルヌード写真をネットに公開するという脅迫は、彼女から迷う余地を奪う効果として充分だったろう。
 
 かくして、翌日の晩から始まった。
 孝彦は、綾乃の両手首をロープで拘束すると、欄間に付けた滑車にロープを通し、綾乃の肢体をスルスルっと吊るし上げる。
 あとは、自前の薬品と道具を駆使して、彼女の体中の感じやすい部分を丁寧に犯していく。
 孝彦の責めは容赦なく、しかし巧みであった。
 綾乃はあらゆるところから液体を垂れ流し、孝彦が続ける限り何度でも絶頂に達したが、やがて、全身涙と粘液と薬液まみれになった綾乃が懇願する。
 …お願い、入れてぇ…、もうすぐ綾のオマンコ…痺れてしまうから、あなたのモノで、ちゃんとイかせて欲しいの…
 そこでようやく孝彦が自分のモノを挿入し、縛られたままの綾乃を激しく蹂躙するのだった。
 その後も、バスルームに場所を移して儀式は続く。
 まずは跪(ひざまず)いた綾乃が孝彦のモノを口に含む。初めてのときに、再び固くなりかける手前で不如意に彼が失禁してしまったが、綾乃は構わずフェラを続けゴクゴクと喉を鳴らして飲み干した。(以来綾乃の口に激しく放尿するのも一連の習わしとなった。)
 フィニッシュは、泡だらけになってシックスナインで絡み合い、しばらく激しい攻防の音が浴室に響く。
 やがてひそやかになる頃には、二人は再び交わっており、ただ、敏感になった綾乃のむせび泣きと歓喜の喘ぎ声だけが明け方まで続くのだった。